広い中国を旅する場合、目的地まで飛行機でひとっ飛びするのも良いが、列車に揺られてのんびりするのも楽しい。また、座席の種類によっては、格安で移動することも可能である。しかし、中国においては、飛行機チケットの取得とは異なり、列車の切符取得は大変面倒である。ここでは、その中国での列車の切符取得方法を述べる。
中国での列車の切符取得には、以下のような事情があるため、非常に面倒である。
なお、切符の販売は、始発駅発の切符からされていく。そのため、多くの場合は始発駅発の切符のみで売り切れてしまうことが多いため、始発駅以外で乗車の切符取得はかなり難しいようだ。
切符売り場は常に行列状態である。そのため、自分で切符を取得したい場合は、
購入する必要がある。 なお、駅には大きな電光掲示板があり、チケットの空き具合を予め把握することは可能である。
駅の行列の中では、隙あらば割り込みをしてくる輩がいるので目を光らせる必要もあり、とても疲れる。さらに、切符の販売が 7 日前からなので、切符を購入する町についたときには切符が売り切れている場合もある。
これらのことを回避するために、私は中国の旅行会社に切符購入を依頼することが多い。桂林天元国際旅行社http://www.chinatrip.jp/jp/
例えば、北京-平遥の軟臥チケットを北京市内のホテルに届けてもらったときの料金。 254元(切符代)+100元(手数料)+200元(デリバリー料)=554元
元の値段の 2 倍以上になっており、高いという感じは否めない。 しかし、前に述べたような苦労を考えれば、そんなに高くないかもしれない。
座席には、無座、硬座、軟座、硬臥、軟臥、高包がある。座は座席、臥は寝台を意味する。無座は、座席なし。硬座、硬臥の硬は二等、軟座、軟臥の軟は一等みたいなものだ。路線によっては高包という高級軟臥もある。なお、値段は後ろになる程高くなる。
長距離乗車する場合、無座の立ちっぱなしはきつい。また、硬座の車両には無座の人達が乗ってくる。そのため、夜行の場合、無座の人達が通路などに寝転んだりするため快適とは言い難い状況になる。硬臥は三段ベッド、軟臥は二段ベッドである。硬臥の三段ベッドは、大人が座ろうとすると天井に頭が引っかかるため、座れず窮屈だ。
http://www.huoche.com.cn/ 時刻表はこのサイトで確認可能。乗車駅と下車駅をピンインで入れれば、対応の時刻表が出てくる。