旅の記録

深夜特急

旅行好きの友人からも聞いていた深夜特急を読んだ。1986 年に発刊された沢木耕太郎著の旅行記で、バックパッカーのバイブルとも言われる。主人公が香港、マカオ、タイ、マレーシア、シンガポールなどを回りながら、当初の出発地点であるデリーに到着し、そこから目的地ロンドンへバスで旅をする。全 6 巻。

なお、1996 年に本書を基にしたテレビドラマ「劇的紀行深夜特急」が 大沢たかお主演で放送された。若い大沢たかおが良い感じで、こちらも面白い。

バックパック旅行をしたことのある人は、「ああ、こんなことあるよな」と共感できるものがたくさんある。一方、バックパック旅行未経験の人は、バックパック旅行がこんな感じなんだと知ることができる。全 6 巻を読んでいて、デリーを過ぎたあたりから少し話がだれた気がするが、文章的に読みやすいのでさらりと読めた。

本書は発刊から 20 年以上経過している。しかし、古さはあまり感じなかった。時間がなくてバックパック旅行に行けない人も、バックパック旅行に踏み出せずにいる人も本書を読んで、仮想的な旅をしてみてはどうだろうか。

ベトナム旅行記

2009夏、夏休みを利用して、ベトナムのサパ、ハロン湾を訪れた。 サパは、周辺に黒モンなど多くの少数民族が住んでいる地域で、フランス植民地であった時代に避暑地として開発された。また、ハロン湾はベトナムの桂林とも呼ばれるところである。

行程は7泊8日でこんな感じ。

  • 8/7成田-ハノイ22:10-(寝台列車)-
  • 8/8–7:10ラオカイ9:00-(バス)-サパ
  • 8/9サパ-(バス)-バックハー-(バス)-サパ
  • 8/10サパ-(トレッキング)-ザオ族の村
  • 8/11ザオ族の村-(トレッキング)-サパ-(バス)-ラオカイ-(寝台列車)-
  • 8/12-ハノイ-(バス)-ハロン湾
  • 8/13ハロン湾(クルージング)-(バス)-ハノイ
  • 8/14ハノイ-成田

空港からハノイ駅へ。ハノイ駅で寝台列車の切符を購入。22:00 ハノイ発、翌7:10 ラオカイ着。1 等寝台が売り切れだったので、2 等寝台を購入。中段だった。220,000VND = 1,000円ぐらい。

2 等の 3 段ベッドはとてもせまく、座ると頭が引っかかるので寝転ぶしかなかった。また、タバコを吸う人があちこちにいたのでタバコ臭かった。あまり気持ちが良いものではなかったのでさっさと就寝。

翌朝 7:10 ラオカイ駅に到着し、ラオカイ駅前で乗り合いタクシーに乗ってサパへ。

サパはフランスの植民地時代に避暑地として開発された。それなりに旅行者は多く、主に少数民族、トレッキングが目的でやってくる。町中には、黒モン族を筆頭に多くの少数民族がものを売りにきている。また、低料金の宿、レストランが多数立ち並び、不自由なく過ごすことができる。ATM もあった。

トレッキングは日帰りのものから、ベトナム最高峰のファンシパン山(3143m)に数日かけて登るものまである。トレッキングの申し込みは宿でやっており、最悪前日に申し込めば参加可能みたいだ。

バックハーには、華やかな衣装に身をまとった、花モン族がいるということで、ツアーでバックハーに向かった。ツアーは前日に宿で申し込んだ。ワンボックスカーで、サパ - バックハー - ラオカイ - サパ を移動し、バックハーでは花モン族、ラオカイでは中国との国境を見るという設定。ツアー参加者はは 5 名であった。

1 泊 2 日のトレッキングに参加した。内容は、サパから歩いて少数民族の家に行き、そこで 1 泊し、サパに戻るというもの。出発前日に宿で申し込んだ。朝、宿に集合し、ガイドは黒モン族の女性だった。他のツアー参加者はブラジル人男性、ポルトガル人女性、イスラエル人男性だった。いずれも 30 代と思われる。宿から歩いて行くが、黒モン族の女性がワラワラとついてきて、ツアー客一人一人に担当のようについていろいろ話しかけてくる。そして、昼食場所でついてくる目的が分かった。物を売りつけてくるのだ。そして、小さなバッグを高値で買ってあげると去っていった。

昼食どころでワラワラついてきていた黒モン族は帰っていったので、ここからはガイドとメンバーのみで歩いた。

トレッキングの経路には棚田が広がっている。8 月だったので、稲が青々としていてきれい。そうこうしているうちに宿泊する民家に到着した。

トレッキングで泊まった宿。2 階の屋根裏のようなところで雑魚寝だった。各々の布団には蚊帳がついていた。2 日目はちょっと先まで歩き、そこから車に 30 分ほど乗ってサパへ戻った。

サパよりハノイに戻って、ハロン湾行きのバスに乗ってハロン湾へ。4 時間程度でハロン湾に到着。ホテルでハロン湾クルーズのツアーを申し込み、翌日参加した。コースは、港を出発し、ハロン湾をクルーズ、小島の鍾乳洞を見て、港に戻る。翌日ハノイに戻って帰国。

モスクワ乗り継ぎ時の注意点

上海発-キエフ行き(モスクワ経由)の便を利用したが、モスクワ経由の場合には注意すべきことがある。

モスクワには主要な空港が2つあり、その内の一つシェレメチェヴォ空港は、各ターミナルが空港内に分散している。そのため、乗り継ぎ便のターミナルが異なる場合、ターミナル間を移動することになるが、一度ロシアに入国しなければならないことがあるようだ。ロシアへの入国にはビザが必要なため、ビザを持っていなければ移動できなくなるので、確認しておいた方が良い。

今回、アエロフロートの上海発-キエフ行き(モスクワ経由)を利用した。往路において到着が F ターミナル、出発が C ターミナルと異なっていた。結果としてターミナル間をシャトルバスで運んでくれたので、入国の必要はなかった。しかし、乗り継ぎ先が異なる航空会社の場合、一度ロシアに入国する必要があるとの情報もネット上にはあったため、きちんと確認しておいたほうがよい。また、世界中にはモスクワ以外にも同様な空港があるようなので、特にビザが必要な国を経由する場合は要注意である。

キエフでオペラ鑑賞

キエフにてオペラを鑑賞した。場所はウクライナ随一のシェフチェンコ記念オペラ•バレエ劇場。

劇場は旧市街地の中心地近くにあり、日本では最前列 2 万円程度するものを、2,000 円程度の手頃な値段で見られる。圧倒的な歌唱力と生オーケストラ。今まで縁のないものだったが、また行きたいと思わせるものだった。

  • ほぼ毎日公演
  • 公演は基本夜、昼公演の場合もある
  • 昼過ぎに、当日夜のチケットを購入
  • 料金は座席によって 20~200 UAH
  • 劇場正面横の扉が券売所
  • 今回観たものは、LA TRAVIATA
  • 公演時間 19:00~22:00 の 4 部構成
  • 各部の間に休憩がある
  • きちんとした格好の人もいれば、上はTシャツの人も。さすがに短パンはいなかった

キエフまとめ

日本人はビザが不要となり、訪問しやすくなったウクライナ。しかし、ハード、ソフト両面で旅行者に配慮したサービスはまだあまり見受けられず、旅行しやすいとは言い難い。さらに、言葉の壁や係員の対応の悪さから、思いつきでやりたいことをやりにくい環境である。そのため、ある程度の計画は立てて行くことをオススメする。また、ガイドブックやネット上の情報も少ない。

以下、参考になりそうな情報を列挙する。

  • 日本人はビザが不要
  • 英語はほぼ通じない

  *英語が通じるのはホテルのフロントぐらい。街中の看板、交通案内などもほぼ現地語のみ。

  • ホテルが高い
    • 中心部は高くて古い。中心部から離れた新市街地は、中心部より 2,3 千円程度安くて新しめ。
  • 列車チケット購入
    • 駅、もしくは街中の券売所で販売している。駅の券売所は行列、街中の券売所は対応が悪い。こちらが現地語を話せないと分かると追い払われた。
  • チェルノブイリツアー
  • 空港-市内の移動
    • バスが利用できる。空港ターミナル B の前を出発し、キエフ駅南口に到着する。 322 番のラベルのあるバス。空港に向かう場合も同じ場所で 322 番のバスに乗る。料金は乗り込んだ後に支払う。25 UAH。1 時間に数本程度出ている模様。
  • 食事が安い
    • ウクライナ料理のセルフサービスのチェーン店があちこちにあり、よく利用した。おいしいし、ビールも飲んで 500 円程度でお腹いっぱいになる。ただし、食事時には混雑し、店員の手際がすごく悪いので料理を取っていくのに時間がかかり、料理が冷める。

  • 交通機関が安い
    • 主要な場所にはメトロ(地下鉄) が通っており、1 回 あたり 2 UAH で利用可能 (1 UAH = 10 JPY)。駅窓口で水色のコインを購入し、改札機に投入して入場する。
  • 全体的にサービスが悪い
    • 旧共産国の名残りかは分からないが、基本的に係員の対応は悪い。もちろん個人差はある。

広州白雲空港からマカオへの移動

広州白雲空港からマカオに移動した。今回は広州空港〜珠海間をバスで、珠海〜マカオ間を徒歩で移動した。

珠海行きのバスは 30 分間隔で運行し、空港内の券売所でチケットを購入した。たしか 75 元ぐらいだったと思う。所要時間はおよそ 2 時間 30 分で、途中 3 箇所ほどで乗客を降ろしていたが、終点まで乗車した。

終点の目の前には永通酒店があった。付近にはホテル、飲食店などがたくさんあり、結構栄えていた。バスを降りて、永通酒店と反対方向のイミグレーションに向かった。なお、イミグレーションは大きな建物で、屋根の上に拱北口岸と看板にかかれていた。

今回はイミグレーションを 23 時頃通過したが、人通りは多かった。ネット上の情報によると 24 時まで通過可能のようだ。なお、イミグレーション入り口前には大きな地下街があり、携帯電話販売店、飲食店などさまざまな店があった。

マカオに入るとバス停留所、タクシー、飲食店などがすぐ近くにあり、けっこう栄えていた。

西安(中国陝西省)

西安は中国陕西省の省都で、かつては秦の都咸陽、唐の都長安であった。現在は中国西部の要衝となっている。西安周辺には兵馬俑、大雁唐を始め多くの歴史的遺産が残っており、さらに近郊には中国五岳のひとつ華山もあり、常に多くの観光客が訪れている。

西安市街地は唐の時代に建てられた城壁で囲まれており、そのど真ん中に鐘楼がある。鐘楼からは東西南北に道が走っている。鐘楼のすぐそばには鼓楼もあり、鼓楼裏の通りは多くの食堂や土産物屋が集まっている。付近には賈三灌湯包子の包子(安め)、徳発長の餃子(高め)などの人気店もある。無難な物が食べたい場合は、西安駅前の通りを 15 分ほど歩いたところにあるショッピングセンター、万达(Wanda)プラザが便利だ。西安咸陽国際空港からは、2 種類のバスが出ており、中心部の美倫(メロディ)酒店、もしくは中心部の北東にある西安駅前行きを選ぶ。

  • 秦始皇兵馬俑博物館

兵馬俑は秦の始皇帝が亡くなったとき、死後の世界で不自由しないためのお供として埋葬された。秦始皇兵馬俑博物館は兵馬俑が発見された場所に建設され、圧倒される数の兵馬俑が保存されている。秦始皇兵馬俑博物館へは、ツアー、もしくは西安駅から 「游1」というバスで向かう。

  • 大雁塔

玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像などを保存するために、建立した塔で、大慈恩寺の境内に建っている。唐の最上階まで登ることができる。市街地中心部からタクシーで 15 分程度。

  • 華山

中国五岳のひとつで、非常に険しい岩山である。通常はロープウェーで途中まで登り、そこから徒歩で最高峰の南峰に向かう。途中、すぐ横が断崖絶壁の蒼龍嶺などを通過するので、高所恐怖症の人には厳しい山だろう。また、断崖絶壁にかかった板切れの道、長空桟道もあるので、勇気のある人は試してほしい。華山へは路線バスで向かうこともできるようだが、ツアーに申し込むのが無難だろう。ただし、ガイドが中国語のみであることや、南峰、長空桟道を回ると時間的に厳しいこともあるので注意してほしい。

平遥(中国山西省)

平遥は中国山西省にあり、明の時代に建てられた城壁や街並みがほぼそのまま残った城郭都市、平遥古城で有名である。平遥古城は 1997 年に世界遺産に登録されている。平遥古城内には、1823 年(清の時代)に創業した中国最初の票号である日昇昌がある。票号とは銀行の前身というべき私的な金融機関のこと。

私が訪問したとき(2010 年)は、夜行列車で向かい、夜明け前に平遥駅に到着した。そして、ベンチすらない小さな駅で夜明けを待った。平遥古城は駅から 15 分程度歩いた所にあった。

平遥の街中はほぼ毎晩停電し、その間宿は自家発電機でまかなっており、エアコンは使ってくれるなと言われた。当初 2 泊する予定だったが、飽きて 1 泊に予定を変更した。太原からバスで 2 時間程度なので、太原から日帰りぐらいで良いかもしれない。

平遥から各地へのバスを利用したい場合は、平遥駅前の通りを左に向かって 15 分程度歩いた所にあるバスターミナルを利用する。

麗江(中国雲南省)

雲南省の省都昆明の北東に位置する街で、世界遺産の麗江古城でその名を知られている。周辺には標高 5,596 m の玉龍雪山、大峡谷虎跳峡などもあり、自然も楽しめる。2009 年 5 月に訪問し、麗江古城とその周辺を散策した。

  • 麗江古城

麗江古城は古い建物や石畳で構成された古い街並みのことで、街の高台に上れば無数の古い建物が一望でき圧巻だ。

なお、麗江古城内には多くの飲食店、土産物屋が並んでいる。夜には街全体が良い感じにライトアップされるので、夜でも楽しめる。人気の観光地でもあるので観光客が非常に多かった。

  • 白沙村

白沙村は麗江から北に少し行った場所にあり、古い町並みが残った村である。あまり観光地化されていないので、観光客も少なくのんびり散策することができる。地元の有力者が描かせた大きな白沙壁画もある。

麗江からは路線バスの 7 路に乗り、「白沙路口」で途中下車。そこから、15 分ほど歩いて到着する。帰りは村の中でタクシーを捕まえるのが無難だろう。

日程の都合上、玉龍雪山を訪問できなかったが、次回はぜひとも訪問したい。4,500 m 付近までロープウェイで上り、玉龍雪山の氷河や鋭い岸壁を見られるそうだ。

シャングリラ(中国雲南省)

香格里拉と書いて、シャングリラと読む。元は中甸という地名だったが、ある文学作品に出てくる架空の地名のイメージに近いということで、改名したらしい。

シャングリラは地方の都市という感じで、街中には野良犬ならぬ野良イノシシがいたり、

オート三輪が走っていたり、

マクドナルド(麦当労)、ケンタッキー(肯徳基)が合わさった、マッコンキー(麦肯基)があったりと楽しい。

麗江の北東にあり、バス、飛行機で訪問可能。街自体が 3,000 m を超える高地にある。見所としては、チベット仏教の松賛林寺、雨季には水が溜まって海のようになる平原、ナパ海が有名。

  • 松賛林寺

松賛林寺は雲南省最大の仏教寺院。松賛林寺へは路線バス、もしくはタクシーで向かう。入場ゲートがあるのでそこで入場料を払い、シャトルバスに乗って寺の麓に向かう。寺までに長い階段を登る必要があり、この高地で登り切るのは少々息が上がる。

  • ナパ海

ナパ海は山間の平原で、雨季には水が溜まって海のようになるためそう呼ばれる。入場ゲートがあるので、受付で入場料を払って入る。中には馬や牛、イノシシなどが自由に動き回っている。ぬかるんでいる場所がかなりあったので、気をつけて欲しい。ナパ海へはタクシーで向かう。帰りに流しのタクシーを捕まえるのは不可能なので、行きのタクシーに帰りを待ってもらおう。

飛来寺(中国雲南省)

飛来寺では、梅里雪山 6,800 m を筆頭に梅里雪山山系を一望できる。

飛来寺へは、シャングリラからバスで 7 時間かけて徳欽に向かい、そこからタクシー 30 分程度で到着する。今のところ交通手段はこれしかない。途中、舗装されていない場所や、道の脇が崖の場所も多数通過する。バスの故障も頻発し、なかなかしんどい道のりであった。途中で崖におちたトラックを持ち上げるクレーンにも遭遇した。

しかし、荒涼とした山岳地帯や、氷河を抱える山々、行程中の最高地点である 4,500 m の峠など、変化に富む景色を楽しむことができる。

途中、昼食休憩を挟み、バスに揺られて 7 時間で徳欽の街に到着する。山間の小さな街であった。特に宿泊すべき街ではない。バスを降りると多数のタクシー運転手に囲まれるので、値段を確認の上、飛来寺へ向かう。舗装されていない道を 30 分ほど行くと、飛来寺に到着。街というより集落で、多くのゲストハウスが並んでいた。私の利用した食堂では、無線 LAN も使えた。

飛来寺は山の中腹にあり、対面に梅里雪山山系が並んでいて圧巻である。気軽には行きづらいが、せっかくシャングリラに来たのなら、行ってみる価値はあると思う。

セブ島(フィリピン)のカジノでバカラ体験

セブ島のカジノでバカラを体験した。場所はセブシティ内のウォーターフロントセブシティホテル。セブ島周辺のカジノはウォーターフロントセブシティ、およびウォーターフロントエアポートの 2 カ所のようだ。

  • 服装

ポロシャツ、ハーフパンツ、サンダルの格好だったが全く問題なし。入り口にセキュリティチェックがあったが、すんなり入れた。所持品は財布と携帯電話のみの手ぶら。パスポートの提示は要求されなかった。

  • カジノ内の様子

宿泊ホテルからタクシーで 21 時頃に到着。正面入り口から入ると、右手の 2 階にカジノの入り口がある。カジノの入り口でセキュリティチェックを受けて入場。客の入りは上々で、客の多くは韓国人のようだった。入り口から入ると、バカラ、ルーレット、その他よくわからないゲームの台が並んでいる。右手奥や、階下にはスロットマシンや、ポーカーゲームのマシンが並んでいて、無料のコーヒーサーバーも置いてあった。

  • チップ購入

カジノ内の数カ所に Casher 窓口があるので、現金を渡してチップに変えてもらう。チップを現金に戻すときも同じくこちらでチップを渡し、レシートにサインして現金を受け取る。カジノ内には ATM もあった。

  • バカラへの参加

ディーラーの脇にディスプレイが置いてあり、その左上に 1 回当たりの最低賭け金が書いてある。300, 500, 2000, 5000, 10000 PHP の 5 種類の台がある。皆 300, 500, 2000 PHP の台でプレイしており、5000, 10000 PHP の台でプレイしている人は見かけなかった。プレイする際には座席に着席し、そのままプレイを開始すれば良い。なお、高額のチップを崩したい場合は、崩したいチップをディーラーに渡せば良い。

  • バカラの簡単なルール

バカラはトランプを使ったゲームで、バンカー (Banker) とプレイヤー (Player) のどちらが勝つかに賭ける、シンプルなゲームである。予想が当たった場合には賭け金が倍に、外れた場合は賭け金が没収になる。なお、確率的にバンカーの方がやや勝ちやすくなっているため、バンカーで予想が当たった場合には、5 PHP 程度のコミッション(手数料)を引かれる。

バカラでいうバンカーとプレイヤーとは、いわゆるディーラーと客のことではなく、あくまで仮想の名称である。ゲームごとにバンカー、プレイヤーの双方が 2 枚づつカードを引き、2 枚の合計がより 9 に近い方が勝ちである。A は 1, 絵札は 0 とみなし、合計値の 10 の位は切り捨てる。プレイヤーの 合計が 5 以下の場合、プレイヤー側は 3 枚目のカードを引き、それがプレイヤーの合計値になる。このプレイヤーの 3 枚目の値によって、さらにバンカーがカードを引くかが決まる。そのときのルールについては詳しいページで調べて欲しい。なお、引き分けの TIE や、ぞろ目の PAIR に賭けることもできる。

プレイする際には、賭け金のチップを近くの Banker, Player, TIE, PAIR の所に置くだけ。後はディーラーが全て仕切ってくれる。毎回 Banker, Player それぞれに最高額を賭けた人がカードをめくる。なお、賭ける人がいなかった場合はディーラーがめくる。カードをめくる際に、多くの人はじわじわとカードを折り曲げながらめくる人が多い。

  • Commission と Standing Better

バカラのプレイ中に気になったことを 2 点追記する。Commission(手数料) と Standing Better(立って賭ける人)である。

  • Commission

前回の記事で、バンカー側は確率的に勝ちやすくなっており、勝利すると Commission が取られると書いた。今回のウォーターフロントセブシティホテルのカジノでは、毎回のプレイで Commission をとるわけでなく、数回(数十回かも)のプレイのうち 1 回だけまとめて取っているようだった。そのため、数回に一度だけバンカー側で勝ったときの賭け金が少なめに返ってきて混乱した。慌てないために、一応知っていた方が良い。

  • Standing Better

Standing Better とは名前の通り、立って賭ける人である。この人たちがきわめて迷惑だった。

ウォーターフロントセブシティのカジノの入り口にはセキュリティーチェックがある。しかし、このチェックはザルであり、誰でもフラフラと入ることができる。そのせいか、ラフな格好の地元民と思われる人たちがたくさん入場している。この人たちのもっているのは 10 PHP のチップばかりである。この人たちが主に Standing Better となる。

Standing Better は、座ってバカラをプレイしている人の後ろからヌッと手を出し、その人の賭けたチップの上に自分の掛け金をのせてプレイする。バカラで最低掛け金の一番低い台は 300 PHP である。例えば、他人の賭けた 300 PHP に、自分 10 PHP をのせれば 310 PHP となるため、最低掛け金をクリアできるということらしい。ディーラーは黙認しているようだった。

これはかなり迷惑だった。勝った場合には、Standing Better にチップを計算して渡してやらなければならない。しばらくはそのままプレイを続けていたが、数回に 1 回の Commission 回収の回と重なり、意味が分からなくなってしまった。それ以降は、背後に人が立ちにくい座席、例えば、一番端で、隣の台がすぐ後ろにあるような席に座ることにした。

なお、Standing Better がトラブルを招くからだろうか、最低掛け金が 2000 PHP 以上の高額の台の上には “No Standing Better” の看板がぶら下がっており、Standing Better は見られなかった。

セブ島(フィリピン)概観

セブ島といえば「きれいなビーチ」というイメージだが、今回はセブシティの中を少し見回る程度で終わってしまった。

  • セブシティの概観

セブシティはかつてスペインが侵略の拠点とした古い街で、街中には教会、砦、民家などスペイン領時代の名残があり、通りの名前の多くにはスペイン人の名前がつけられている。私が訪れた 8 月は雨期で、ほぼ毎日スコールに遭遇した。排水の設備が整っていないため、膝下程度まで水がたまることも日常茶飯事。道路は頻繁に渋滞が発生し、車も古い物が多いため排気ガスがひどく、人々は手で口を覆いながら歩いている。信号機のない交差点がほとんどのため、タクシーなどに乗っているとひやっとすることも多い。地元の人たちは普段ジプニーという乗り合いトラックに乗って移動する。

  • セブマクタン空港〜セブシティ中心部の移動

セブシティへは多くの場合、橋でつながったマクタン島のセブマクタン空港経由で訪れることになる。空港からセブの中心部まで、タクシーでおよそ 40〜50 分程度。往路は、350 PHP 程度、復路は 200 PHP 程度だったと思う。往路は渋滞が激しかったために高かったのだろうか?不明。

  • セブシティとビーチ

セブ島といえば「きれいなビーチ」というイメージだが、セブシティはそれからはほど遠い。ビーチに行きたい場合は、最低でもセブ島南西部、もしくはマクタン島東部へタクシーで 2 時間程度かけていく必要がある。ビーチ周辺に宿を取りたい場合は、セブシティではなく、それらの場所に取ることになる。

  • 見所

セブ大聖堂、サントニーニョ教会、マゼランクロス、サンペドロ要塞を見学した。どれもセブシティ南部にあり、コロンエリアから歩いて行った。

  • 買い物

セブシティには大きなショッピングセンターがいくつかあり、観光客が買い物、食事をするならそこを利用するのが便利だろう。私が行ったのはアラヤセンターセブ、SM シティセブで、両方とも映画館が併設されている。特に SM シティセブには IMAX シアターもあった。一方、地元の人々はコロンエリアへ買い物に行くことが多い。コロンエリアにはとても小さなショッピングセンターや商店が軒を連ねている。

  • 遊び

飲みにいくには、ビキニバーはじめ、普通の飲み屋がたくさんあるマンゴーストリートが便利なようだ。セブシティ近辺にはカジノが 2 箇所ある。セブシティ内のウォーターフロントホテルセブシティと空港そばのウォーターフロントエアポートである。カジノに関してはこちらを参照:http://solo-travel.sblo.jp/article/47565576.html

KL の LCCT で入国なし乗り継ぎ

いままで気づかなかったが、LCCT (ローコストキャリアターミナル) 内発着の国際線は、マレーシアに入国せずに乗り継ぎすることができる。クアラルンプールの LCCTは、AirAsia など LCC 専用のターミナルであり、従来の KLIA (クアラルンプール国際空港) と滑走路を共有してはいるものの、建物自体は KLIA とは完全に別物である。

今回は AirAsia 利用で、6:30 クアラルンプールに到着し、10:40 バンコク行きの便に乗り継いだ。飛行機をおりた後、歩いてターミナルに向かい、建物に入ったらすぐに階段とエスカレーターがあるので、そちらに行かず、左手に向かえば無出国乗り換えが可能である。ただし、窓口が 1 つのみで、手際が悪いためすごく時間がかかった。

今回は預け荷物なしで、事前に乗り継ぎ便のウェブチェックインをしていたが、事前のウェブチェックインは特に必要ないようだ。ただし、預け荷物がある場合や、乗り継ぎ便への時間が長すぎる場合に利用できるかは不明。

ティファニーズショー(タイ)

タイのパタヤでティファニーズショーを鑑賞した。

タイではニューハーフ(タイではレディーボーイと呼ばれる)が市民権を得ており、道端やコンビニ、レストランなど街のいたるところでレディーボーイを見かけることになる。容姿もさまざまで、ゴツイ男が女装したようなレディーボーイから、近くで見ても男とわからないほどきれいなレディーボーイもいる。

パタヤには、ティファニーズ、アルカザールの 2 大ニューハーフショーがある。ティファニーズが主催した 2010 年のミスインターナショナルにおいて、日本のはるな愛が優勝したことは有名である。

ショーは 1 時間程度で、きれいなニューハーフのダンスと、ゴツイニューハーフによるコメディー風のショーが織り交ぜられている。1 日に 3 回開催で、18:00, 19:30, 21:00 の回がある。繁忙期にはショーの回数が増えるようだ。チケットは劇場の窓口で購入すると、VIP 1000 THB, Delux 800 THB, その他 600 THB。しかし、パタヤの HIS で購入すれば、VIP 600 THB, Delux 550 THB, その他 450 THB と格安で購入できる。HIS はセカンドロードとセントラルロードの交差点にあるスーパー Top's の 2 階にある

公演後には、建物の前で出演者との写真撮影が可能。ただし、チップが必須。チップも彼女ら(彼ら)の重要な収入となるので、それなりに渡してあげたい。多くの人は 20 THB 札を数枚渡していたようだ。ただし、日本人とわかると日本語で話しかけられ、高額のチップを要求されるので注意が必要。このとき、結構な力で引っ張られ、男性であることを思い知らされた。

ラーン島(タイ)

タイのパタヤ沖合にあるラーン島のビーチでのんびりした。パタヤのビーチはきれいとはいい難く、海水浴をしている人はほとんどいない。海水浴目的の人はパタヤ沖合にあるラーン島へ行くことが多いようだ。

ラーン島はパタヤからフェリーで 30 分程度の所にある。フェリー乗り場はウォーキングストリート南端にあり、桟橋に止まっているフェリーに直接乗り込む。乗り込む際に片道料金 30 THB を支払う。フェリーはラーン島東にある船着き場(Na Baan Pier) に到着するため、ビーチへはバイクタクシー(数十 THB)かレンタルバイク(200 THB)を利用する。ビーチには数人のバイクタクシーが待機していたので復路も利用できると思う。

島最大のビーチは北にある Tawaen ビーチである。

今回は島の西にある Tien ビーチでのんびりした。Tien ビーチの方が人も少なく、プライベートビーチのようでのんびりできる。ビーチには数件の海の家があり、リクライニングチェアとパラソルが並んでいたので、50 THB を支払って利用した。別料金だがトイレ、シャワーの利用、飲食物の購入もできる。

memory/detail.txt · 最終更新: 2013/03/30 14:27 (外部編集)
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